国道421号線 石榑峠

《三重県大安町〜滋賀県永源寺町》



421号石榑周辺略図




いよいよ酷道となってきたような気配でもあるが、まだまだ普通の道路だ。確かに国道では無いという雰囲気が大きく漂うのは確かであるが、酷道ではない。


010903_227s4.jpg
うねうねくねくねと進む421号

路肩には、421のおにぎり入りのキロポストがたっている。この地点は25km。

30秒ほど走ると古い橋がある。

010903_228s4.jpg
橋の名称は失念(^_^;)


010903_229s4.jpg 010903_230s4.jpg
昭和28年10月竣功

一応、車道としてもそれなりの歴史のある道路のようだ。

30秒ぐらい走ると一瞬だけ2車線路になった。

010903_231s4.jpg

しかし、この先のカーブを曲がればまたご覧の通り。

010903_232s4.jpg
名称失念…(*_*)

竣功は昭和29年3月

この橋を過ぎるといよいよ本格的な上りにかかる。幅員は画像のような幅員でコンクリートブロックの地点まで続く。ヘアピンカーブも何カ所かあるが、少なくともコンクリートブロックまでは急カーブ、急勾配の峠道という感じではない。


010903_237s4.jpg 010903_238s4.jpg
そこそこの幅員。いわゆる轍が3本出来るような幅員が続く
(右)ヘアピンカーブの地点である



010903_239s4.jpg 010903_240s4.jpg

山への上りにさしかかった頃より、法面の落石防止ネットの土台のコンクリート部分に絵が描かれている。その絵というのは、動物たちだったり、木や草花が描かれているものである。

誰がどのような意図で描いたものか分からないが、かなりの長い区間に渡ってである。今となっては汚れや色あせてしまってしまっているが・・・。



010903_241s4.jpg
また、センターラインが復活

しかし、道路の両側より草木が浸食している様子が手に取るように分かる。

010903_242s4.jpg
壁画(?)はかなり汚れてしまっている

010903_243s4.jpg
国道標識


010903_244s4.jpg
実はNTTの回線が1回線だけ道路に併走している

電力配電線も1回線が通じている。おそらく、頂上にあるという電波塔の関連であろうか。


010903_245s4.jpg 010903_246s4.jpg
電電公社の頃の銘板・・・、記号番号が消えてしまっている

NTTになっていないということは、この回線は死んでいるのか?

もったいぶった書き方をしたが、実は死んでいるようである。
なぜかというと、途中で電話線が切れてぶら下がっていたからである。

つまり、現在では使用されていないようだ。
ただ、切れたりしながらも、電柱は道路沿いに立ち、
電波塔まで通じているようだった。

電波塔付近ではまだ、電線がつながっていた。
電柱だけあって、電線が無いところもあった。


010903_247s4.jpg
ご覧のように1回線だけのようである

010903_251s4.jpg
国道標識と記念撮影

010903_252s4.jpg
標高が上がってきたのだろうか・・・

植生が低木中心となっているようだ。
あるいは風のため?

ここでは、電話線がつながっているのがわかる。

010903_254s4.jpg
すぐカーブの先の画像だ

ここでは、電柱だけあって電話線が無くなっている。

進行左手にはずっと落石防護柵が続いている山岳道路だ。
幅員について離合には困難さは伴わない。

010903_255s4.jpg
昭和49年12月竣功の橋

宇賀川にかかる橋のようである。

010903_256s4.jpg
それなりに広い

大型車が来なければ必要十分であろうか。
010903_257s4.jpg
沿道に見渡せる風景

山の奥に来たのだなぁと思う

なかなか気分がよい。
あいにくの天候で山頂付近はガスがかかっている。

010903_263s4.jpg


010903_265s4.jpg
ここの電柱にはうっすらと字が浮かんでいた

昭和40年1月ということだろうか。
かなり古くからあるのかもしれない。

010903_266s4.jpg
ついでに電話線のみならず、配電線も来ている

しかし、途中でルートを折れて、直接電波塔へ向かってしまう。


010903_268s4.jpg

010903_269s4.jpg
29キロポスト付近

010903_270s4.jpg
昭和63年12月ということか

昭和63年に敷設したのか、あるいは、更新したのだろうか?


010903_271s4.jpg
電話線が無くなった電柱

下に垂れ下がるがいし哀れである。

010903_272s4.jpg
29.4キロポスト付近

ここに石碑が建っている。
何の石碑かはわからない。

思えば、雨が降っていたために車を降りて
石碑の後ろを確認したりなどしなかった。

もしかしたら、なにか書いてあったかも知れない。

010903_273s4.jpg

010903_274s4.jpg
石碑のアップ

両側から山が迫ってきたら、
幾多の伝説となっている”あれ”が登場する。


010903_275s4.jpg
石碑から300mぐらい走ったところにあるのだ


010903_277s4.jpg
ふっふっふっ

ここから、右に下る山道を行けば宇賀渓まで沢伝いに降りられるようだ。
国道の方はといえば大きく南に迂回し、宇賀川沿いに降りていくコースのようだ。

010903_278s4.jpg
道しるべ


幾多の伝説を作った”あれ”とは、次回のお楽しみに。




■ ← 前のページに戻る | 次のページに進む → ■


■リストに戻る

■トップページへ戻る


Copyright (C) 2000-2002 H.Yamashita