富山県道67号線
《宇奈月大沢野線》
(大沢野町〜大山町)
【池原三号隧道(I地点からN地点)】
また画像は大山町方面を写した画像です。
振り返って写した画像はその旨注釈を付けています。
周辺略図
【I地点】
この道に分岐点があった場合にはわだちの多い方に行ってはいけない。鉄則みたいなものだ。廃屋を過ぎわくわくどきどき走っていると、途中で分岐路があった(I地点)。直線方面へはヘロヘロのくたびれた道。2本を比べた場合にはとても走った形跡が見えないような道だ。右方面へは、いかにも「通っている」という感じの道路。最初、なんの疑いもなく道なりに進んでしまった。すぐにヘアピンして今まで来ていた方向に車がむき出したのであわてて分岐点に立ち返ったのである。そしてヘロヘロ道を凝視する。なるほど、草が刈ってある。つまりはこれが県道なのだろうか。 よく見れば富山県のポールも立っているではないか。よしよし、とりあえず進んでみよう。するとトンネルが見えた。間違ってなかった。 |
廃屋の横で封鎖された道が分かれる心地よい切り通しこの坂を上れば。
【I地点】道なりに進むと林道 林道はすぐにダートとなり戻る方向に進んでいく 分岐点より直進方面 繰り返しになるが誰が県道と信じよう 100mぐらい行ったところに祠がある富山県のポールがなければミスコースする事間違い無し。
道なり(通行した痕跡の多い道)に進めばダート林道となってしまう。
たしかに直進ではあるのだが、道はいっそう狭くなり、
どう見ても林道から県道が左に分岐するような感じである。
祠の前に立つと池原3号隧道大沢野側坑口が見える / 祠の前で林道分岐点を見る本当に、ここが草で繁茂している様子など想像したくない。
祠 手前のところにコンクリートで最近になって階段を付けたようだ池原三号隧道大沢野側坑口ここはコンクリート吹きつけ、法面といい道路の開通後に
修繕が行われていると思われる。他のトンネルより新しい。
ここも小さい坑口だが、極端に小さくはないでも小さい。
中はコンクリートが新しく感じる。
そんなに古びていない。
補強のためかよくわからないが、
下半分だけコンクリートが張り出している。
そんなこんなで進んでいくと。
なんかこの先の雰囲気が妙だ・・・ / 大沢野側から進むと途中で倍以上に大きくなる池原一号隧道の幅員狭小も強烈であるが、
ここもなかなかすばらしい幅員狭小。
見て分かるとおり、どんどんと小さくなっていくのだ。
突然小さくなると言うよりは順序だって小さくなると言う感じ。
画像だけ見ているとなんか錯覚を起こす。
轍を基準に考えてもらいたい。
たーせる号の所、轍と壁の隙間がないのに、
手前では1m以上の隙間が出来ていることが分かる。
広くなったところから大山側坑口を見る / 坑口の左には石仏が埋め込まれている【I地点】池原三号隧道大山側坑口坑口を出ると道はすぐ右カーブ。
右カーブしてすぐ大山町の標識が立つ。
直進方向は草が繁茂し眺望きかず。
ただ、木がないので明るく開けた感じがする。
坑口出口は右カーブ / 眼下にこれから進む県道67号線 大山町の標識が立つ / 杉木立の中 薄暗い道 路面の真ん中に苔が生える【L地点】 ここで橋を渡る 直進方面に林道が分岐 轍は大山側から分岐になっている 送電線:有峰第一線写っているの・・・、あれはUFOではありません。
蝶が乱舞していたのですが、タイミング計ったつもりが
見事に写真に写ってしまいました。
石仏が多い 進行左手に石仏が3体 若干道幅が広がったような気がする / 法面が整備されている【M地点】 あっ! 家が見えてきた家が見えてきたら、この険道区間は終わり。
この先は狭いながらも普通の県道が続く。
家の手前に通行止めの標識とチェーンゲートの杭が立つ。
ここは冬季間閉鎖冬季通行止めに関する標識らしい。というか、1年中掲げてあるのだろう。
ゲートの前から進行方向を見る / 冬期間のためのポールが立つ右の画像の所よりヘアピンカーブを繰り返し高度を下げる。
途中木の切り出しが行われていた / こんなところを大型トラックが通る 待機していた大型トラック / 土倉橋 バス折返し場の先 / バス折返し場で振り返る 右に行くのが県道 町営バス 小佐波バス停 / 1日2本町営バスが走っている。それも1日2本。
そしてデマンドバスであるということ。利用したい場合は30分前までにコールセンターに電話して、
乗車意志を告げておかなければならない。
乗る人がいなければ運行されないのだ。
ここまで来たら富山県のポールにはちびヘキサがつくミラーもポールもガードレールも幅員もある なんでもあるのが険道沿線の風景 緑一面の田んぼが美しいこの区間、えらく時間がかかりましたが、北方にある農道を行くとごくわずかな時間で行けます。
県道67号線。もちろんこれで終わったわけではない。それどころかこの先も前人未踏のあやしいルートを通る。そして険道区間は他にもある。肝心の県道は途中で道が無くなり、迂回しなければならないところもある。それらは今後に残しておくことにして、この県道随一の険道区間ともいえる、池原3隧道区間のルポを終えることにする。 |
■ここは【池原三号隧道(I地点からN地点)】■← 池原二号隧道(F地点からI地点)