茨城県道42号線
《主要地方道 笠間つくば線》
茨城県道139号線のインパクトがあまりに強すぎるためか、その陰に隠れてしまいがちな茨城県道42号線。主要地方道たるこの道路はどの地図にも立派な線が貫かれている。
しかし、その実体は知る人ぞ知る険道であったのだ。
マニアの間では、茨城県道139号線とこの42号線はセットで考えるもののようだ。 |
茨城県道139号線から抜けた先の茨城県道42号線まだ、何でもない、センターラインのある立派な2車線路である。
とりあえず、県道42号線を、つくば市より八郷町に向けて車を走らせることにしよう。カーブとアップダウンが多少あるものの、センターラインのある立派な2車線路が続く。しばらく走れば、表筑波スカイラインとの交差点である風返峠に到達する。地図を見ていても一見ただの十字路のようだが、よく見ると八郷町側が二股に分かれている、五差路となっているのである。 |
表筑波スカイラインとの交差点つくば市より走ってくると正面はT字路となってしまう。
手前を横切る道路が表筑波スカイライン。
そして、そのすぐ先で左右に分かれる道路は
右に行くのが県道42号線であり、
そして左に進むのはただの一般道である。
そして重要なことは、道なりが県道42号線となっていないことである。ちなみにr42のルーティングを行っていて某バス会社勤務の優秀な
乗務員であるS氏もごく普通に間違えたのはここだけの秘密にしておこう。 とりあえず真正面に立つ看板類、どの看板も決して県道42号線に導こうとはしないちなみに左折した道はセンターラインのある2車線路であることはお忘れなく
八郷町に行くには間違いなく県道42号線の距離が短いはずである。しかしそこに立つ小さな行き先標識には”左折”とでている。 それよりか県道42号線の方を見るとそこにはおどろ恐ろしい文言の看板ばかりが立つのである。 |
表筑波スカイラインを見る問題の右方向、県道42号線は・・・消え入るようにか細く貧弱な道がへろへろと森の中へ・・・
これら3枚の看板が語りかけるものは、とりあえず狭いから大型車は通るなということだ。そして急勾配。最大幅1.9mとなっているが道幅自体がそこまで狭い箇所はない。ただ、離合が出来るかどうかはご想像にお任せしよう。
これからタヲルしに行こうとしているのは、上の方の画像でも出ている、やさと温泉ゆりの郷である。上の看板では、左に行くようになっているが、地図で見る限り、県道42号線をセオリー通り進むのが近いようである。
とりあえず、県道42号線を進むか。 |
錯覚でも何でもない、ここは主要地方道笠間つくば線で間違いないのだ!すでに、コンクリート舗装。センターラインのない1.5車線路。
下り勾配はかなりきつくなっているが、まだまだ序の口傾斜が増してきた、一気に下り始める。直線路だからまだ良い。直線路だと、急勾配とはいえまだ良いのだ。問題はこの先から。
S字カーブでぐんぐん下がりはじめるこの下がり具合、おわかりいただけるだろうか。振り返って上り方向を見るこの傾斜でこのS字カーブの連続『へ、へ、へるぷ、みー! たすけて、すーぱーまん』やっかいなことに息つく暇もなくカーブの連続である。ブレーキを多用せざるを得ない…そして、ブレーキは異臭を放ち始めどんどんと利かなくなるのだ。
この恐怖感はあの生々しいブレーキが柔らかくなる感覚を覚えたものしかわからない。ちなみに言うまでもないことだがLレンジ(ローギア)で下っている。
杉木立の鬱蒼とした道になると、小半径カーブの連続はなくなり、直線的な下りになるLレンジに入れているのだがすぐに速度は40km/h近くまで加速してしまう。切れ目入りのコンクリート舗装からアスファルト舗装に変身すると、いうことはもう急勾配区間は終わりになったのだろうか。
振り返ると風返峠にあったものと同じ看板があった。
どうやら尋常無い急勾配はここまでの区間であるようだ。
だが、まだ勾配が緩くなったわけではない基本的には麓までずっと下り一途の片勾配だ。
上の画像左の防護壁を見ると勾配の度合いが相対的に分かる。相変わらず急勾配そのうち、イノシシ渓谷なる看板が立つそこには名水と書かれた看板と湧き水があった立派な石碑も建つ三井谷(株)とはこの辺の観光開発会社なのだろうか?まだ主要地方道のオーラは全く感じさせないそれより、林道のオーラを出しまくりだ。一気に視界が開け始めるさすがに田畑が広がる地域だ。夜景は望めないだろう。
再び、大型車通行止めの看板が立つもとはかなり広い転回できる場所だったようだが、
不法投棄対策なのか狭くさせられてしまっている。
裏に隠れて、積雪のため車両通行止め冬の間は片づけることがないのではないかと言うぐらいに通れないことが多いらしい。
それは、あの急勾配では………。
進むと、なんともでかい幅員減少の標識この先に待ち構えるのだが………実際のところ、あんなでかい看板で注意を促すほどのものではないのは、ご想像の通り?!
やがて、集落の中になれば、センターライン付きの2車線路となり、坂を下りきったところで、県道150号線にぶつかるのである。 |
2車線路であるが、なかなかの急勾配振り向けば…集落を抜けた時点で振り返ると道路情報板がある。一番上には”通行止め””今、通ってきたよ!”まだまだ下る。スピードもいい感じで出るそうこうするうちに平坦になったら、県道150号線との分岐点だ分岐点で振り返ると大型車は右折へと迂回するように案内が出ているだが、あまり目立たない。峠側の入り口とは大違いだ。
途中県道から見えた風景採石場か何かでしょうか。見事に山が割れています。
■ ← 前のページに戻る |■