但馬 コウノトリの郷
お仕事で豊岡に行く用事があり、その待ち時間を利用してコウノトリを見てきました。
【ご注意】書き忘れていましたが、行ったのは2005年夏なので放鳥前の話です
県立コウノトリの郷公園の入り口。右手に見えている平屋の建物は日曜などに朝市が行われるらしい。左の建物が豊岡市立のコウノトリ文化館「コウノピア」。
付近の田圃はコウノトリの餌になる魚や小動物を保護するために農薬を使わない有機農法で栽培されている。(個人の名前などに画像処理をほどこしています)
このほか、休耕田に水を入れて魚や動物を養うビオトープもある。
橋を渡った右手の建物は事務所と研究棟で、病気やケガをしたコウノトリの手当てなども行われる(こちらは一般公開していない)。
こっちが文化館で入館無料(月曜休館)。当日は小学校の遠足でやってきた児童たちがいた。
資料館の裏手にまわるともう目の前にコウノトリの姿が。(資料館の中からも見れます)
当日は朝方かなり強い雨が降って付近の山が煙っている。コウノトリは肉食なのだが鳴けないこともあってか、ケージの側にいてもいたって穏やか。とはいえ言うまでもなくストロボ撮影などは厳禁である。
このケージを見下ろす丘の上に無人カメラがあり、動画がリアルタイムで公開されている。(詳しくは下段にある公式Webページをごらんください。)
しのつく雨の中、山から降りてくる沢が小石でせき止められないよう取り除いておられた。人間相手の休館日はともかく、生き物相手の仕事に定休日はないわけで、御苦労も多いことだと思う。
とつぜん、大きな羽音とともに1羽のコウノトリが現れて松の木の上にとまった。
園内の飼育されているコウノトリは平静そのもの。
飼育ケージを見下ろす場所に移動してきた。しばらくそのまま休んでいたが、大きな羽根を広げて駐車場方向に飛び去ってしまった。これが2002年に飛来してから豊岡に居付いているコウノトリなのだろうか。
この公園には、今回写真を撮影した場所の他にもう1ヵ所公開されているケージがあるが、それ以外に繁殖や野生復帰のための訓練用のケージなど、非公開ケージも存在する。世界的にも野生では一度絶滅した種を復帰させる試みは珍しいとのことで、詳細は公式Webページなどをご参照いただければ幸いである。
兵庫県立コウノトリの郷公園 公式 Web ページ:
http://www.stork.u-hyogo.ac.jp/
豊岡市立コウノトリ文化館コウノピア 公式 Web ページ:
http://www2.nkansai.ne.jp/toyooka/kounotori/