かつての大路は生活道路へ 中街道 (1)


調査走行 2004年2月

別のコーナーで取り上げた上街道は興福寺が起点だったが、こっちは朱雀大路を起点に飛鳥までほぼ直線で結ぶ道である。

写真1 起点は平城宮跡の朱雀門からにしよう。目の前を横切るのは奈良r1(大宮通り)である。

.写真2 これがその大宮通り。「朱雀門前」交差点があり。左(南)にしょぼい(失礼)道が交差している。昔の朱雀大路の広さがこんなものではないのだが、とりあえずこれを辿ることにする。

写真3 原付は通行可能だったと思うが、自動車は北行き一方通行だったかも知れない。ナチュラルに道が曲がっているが、曲がった先からはまっすぐ南を向いている。

写真4 わずか300m足らずで R308 とぶつかって、この先には道がない。この先は農地が区画整理されてあぜ道すら残っていない。おそらく都跡中学の西を通過しているものと思われる。迂回するなら r9 ということになる。(R308東行き三条大路3丁目交差点は右折禁止のため)

写真5 所かわって、r9 から r122 を東に向けて走っているところ。奈良商業高校手前で南に延びる道がある。こちらからくると分かりにくいが、R24BP から西に向って走ると若干分かりやすい。

写真6 これも、どう見ても朱雀大路という気がしないが、地図上ではラインに乗っているのでこの道を辿る。この先かなりややこしいがクランクを2回通過して佐保川沿いに出る。狭い上に住宅地なので徐行されたし。(地元車の抜け道になっている)

写真7 佐保川に沿った適当な道路がないので苦労させられる。さきほどの抜け道は r41 までは進めるが、その先河川敷に入れない上、途中から以前は通れた河川敷公園も現在工事中。あきらめて r144 まで別経路で進んだ方がよい。

写真8r144 のAコープそばの信号を目印に南へ向う。このアプローチ路を走ると稗田環濠集落にさしかかる。r267 の竹内環濠集落は分かりにくいが、こちらは堀も残っていて立派だ。中街道への最短ルートは堀の北西のヘリに沿って進入禁止の標識がある道を進むことになる。二輪は逆行しても違反ではない。

写真9 これが環濠集落の南北のラインにあたり、ここが朱雀大路から延びる中街道のラインと一致する。

写真10 環濠集落の南端から先しばらくは 1.0 車線の道に転落する。看板にあるとおり、車はこの先通り抜けができない。写真右側に見えているのは稗田団地になる。

写真11 車が通行できないのはこのようにガードレールで蓋をされているため。ここから南は歩道付きの立派な道になる。

写真12 法定速度で走行できる快適区間が続くが、R25 とぶつかるところでおしまい。写真では分かりにくいが、一旦左折してすぐ右折することになる。

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